918 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2006/04/16(日) 15:48:08 ID:Gv3R9TMq
05/08/30 20:38
題名:えいが
本文:次のもくようびでいいよね?チケット買った?
会社帰りに歩いているときに確認した母からの最後のメール。
ちなみに次の木曜日は05/9/1。
接客業のパートをやっている母、さらに小売店で働いている俺は9/1の木曜日はちょうど休みだった。
母は「踊る大捜査線シリーズ」が好きな人で、5月には【交渉人真下正義】を一緒に見に行ったほどだった。
(俺と俺の彼女と母と祖母の4人で映画に行くことがたまにあった。交渉人真下〜も4人で見に行った)
このとき見ようとしていた映画は、【容疑者室井慎二】。
いつものように前売り券を4枚買ってある。あとは見る時間を決めるだけ。
調べたところ、11時05分からの回がちょうどよさそうだったので、何時からのを見るよーとか伝えるために母に電話を返した。
母「もしもしー」
俺「もしもしー○○だよ」
母「うん」
俺「映画11時05分からの回だから。あと、チケット4枚あるよ」
母「うんわかった。今日もちゃんと食べてる?」
俺「ごはんは食べてるよwってかいつもそういうこと聞くよねw」
母「まあ元気ならいいか。お母さん疲れたからそろそろ寝るよ」
俺「うん。おやすみー」
母「おやすみー」
そういって電話を切った。22時30分くらいだったかな?多分それくらいの時間だった。
919 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2006/04/16(日) 15:50:12 ID:Gv3R9TMq
翌日8/31。20時を回った位の時間に、兄の携帯からの電話が頻繁に入ってきていた。
10回ほどの着信。留守番電話も入っていた。
販売の仕事なので仕事場には電話を持ち込めない。21時に仕事が終わり、着替えているときに着信を確認した。
着替えながら留守電を聞くと。
兄「ども。○○です。えーっと。今仕事中だと思うから、えー、ちょっと出られるかわからないけど言っときます」
兄「おかんが、倒れました。えーっと。容態はあんまり思わしくないかもということです」
兄「電話できるようになったら、連絡ください。待ってます」
あまりの内容に頭が真っ白。着替えを終え、仕事場を出ると、すぐに兄に電話をかける。
しばらくのコールの後、兄につながった。
兄「もしもしお疲れさま」
俺「うん。留守電きいたよ」
兄「そっか。じゃあ病院が○○病院てところだから、そこに行ってください」
俺「うん。いつごろ倒れたとか知ってる?」
兄「おれも詳しい話は全然。俺も今仕事終わって病院行くから」
俺「わかった。多分俺の方が先につくかもしれないけど」
兄「うん。早くいけるなら行ってあげて」
病院のある駅までは電車で7駅。乗り換え無しでいける。
昨日メールをくれたし電話もした母さんがまさか・・・でもすぐによくなるよな・・・。
そう思いながら、電車から暗い街並を眺めていた。
921 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2006/04/16(日) 15:53:45 ID:Gv3R9TMq
駅に着いたらすぐにタクシーで病院まで向かう。
タクシーの車内で兄から電話が入った。
兄「今だいじょぶ?」
俺「うん。今タクシーで病院向かってる」
兄「ちょっと落ち着いて聞いてくれな?」
兄「お母さん。死んじゃったって」
俺「・・・・・そっかー・・・・はぁ・・・」
兄「・・・うん・・・そろそろ俺も病院の駅につくからさ・・」
病院について受付で確認すると、すでに霊安室に移されたということが分かった。
霊安室に向かうと、部屋の前には親戚が集まってきていた。
母の兄、おじさんから声をかけられる。
おじ「・・・お母さん見てきてやんな」
このときまで、まさか昨日まで元気そうな声をしていた母がいきなり死んでいるなんて思わなかった。
だが、霊安室に白い布をかぶせられて横たわっている母をみると、
『ああ。本当なんだな。』と思うしかなくなってしまった。
922 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2006/04/16(日) 15:54:16 ID:Gv3R9TMq
顔の布を取る。
綺麗な顔をしていた。
普通に眠っているときの母の顔だった。
あまりにも普通すぎたので、俺は話かけていた。
俺「母さん。何してんの?明日映画だよ映画。映画行くっしょ?チケットもう4枚あるんだよ。ねぇ母さん」
俺「メールしてくれたじゃない。普段メールなんて使わない人がさー。電話もしたじゃない。時間はいつだよって」
俺「母さん・・・母さん・・」
涙を堪えていたが、堪えきれずに号泣。もう止まらなかった。兄も病院に来た。母を見て泣いていた。
父も遅れて病院に来た。涙を流すことのない、厳格な父だが、このときは泣いていた。
みんな、母を愛していた。愛してくれていた。葬儀には多く人が集まってくれた。その節は本当にありがとうございました。
母が亡くなってすでに半年以上経った。
それでも。最後のメールをみるたびに、そして見に行くことのなくなってしまった4枚のチケットを見るたびに、思い出されます。
長文駄文失礼しました。
なんかひとつのストーリーとして楽しんだだけにしか聞こえない。
そして米3がどうでもいいことを言っている件。