257名前: ('A`)投稿日: 2006/02/04(土) 09:30:48 0
曙に会ったのは去年のクリスマスの少し前だったかな。
友人と食事に行ったとき偶然相席になった。
俺は格闘技興味ないけど話題といったらどうしてもそっちの方向になるじゃん。
俺がトーシロだとみた曙は、強さの秘訣を教えてほしいかといった。
別に教えてほしくなかったけど、はいと答えるしかないじゃない。
教えてくださいと頼んだら、曙は目をまるくして、ポイントは3つと言い出した。長い話になりそうだ。
「一つ目は体力だ。」曙は指を1本たてた。
なるほど、まあ普通のことをいうなあと、うんうん頷いた。
勝負になると日ごろの体力がものをいうんだそうだ。
ていうかすごく当たり前のことをいうな。
曙は指をもう一本たてた「二つ目は心だ。」
よくわからなかったので「心ですか」と聞き返した。
曙は「そう心」と言い直したが、なんの心なんだかさっぱりわからん。
うーん、格闘の心とかそういうことをいいたいのかもしれないけど、ずいぶんアバウトな話だ。
さっさと3つめを聞いてこの話を切り上げたいなと思ったので、心の話はわかったふりをして、3つめをたずねた。
「なんだと思う?」
クイズかよ。
俺は「うーん難しいなあわかりませんねぇ」とお手上げのポーズをしてみせた。
曙はそこでバナナジュースを一口飲むと、気管に入ったのかゴホッゲホゴホとむせかえった。
このひと虫とか食べないかなあとふと思った俺は、
小学生の甥っ子にプレゼントしようと、さっきデパートで買ってきたカブトムシのオスがあったんで
「食べますか?」と差し出した。
曙はバリバリと食べた。
「3つめは根性だ」
「根性。なるほど」と俺も繰り返したが、技とかは一切ないんだなと思った。
あと忘れてるかもしれないけど、指は最後まで3本立ててほしい。そこまで演出したんだから。
大晦日は勝つよ見ててくれとかいってたけど、忙しかったし見なかった。
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